コザクラインコの「こはる」と、のんびり&ドタバタ生活@バルセロナです。


by green_banana

火傷治療法

ある日ロサが火傷した。
 
あっつあつの鉄(フライパンの柄)を掴んだから。
理由はいつもの通りロサの早とちり or 思い込み。

オーブンから出したフライパンがシンクに置かれていました。
置いたのは私。 そこにいたのはビセンスとマル。 
シンクの素材はプラスチックに似た耐熱樹脂製のもの。 
それをロサがプラスチックだと思い込んでいたからたまらない。 
台所に来てそれを見たロサは慌てて、

「あ!!これ!溶けるじゃない。こんなところに置かないで!」

といって柄を掴んだ。 で火傷。 一瞬だったけど。
慌てて水を出す私。 トイレに走るロサ。 
てっきりトイレの流しで手を冷やすのかと思いきや、
小物入れから薬を取り出し、大量につけて、

「¡Es plastico! ¡Es plastico!(プラスチックなのよ)」

と言いながら、手をブンブン振っている。 

私の頭は 「??? え?冷やさないの???」 でいっぱいでした。

「¡Qué daño! ¡Qué daño!。¡Es plastico!、¡Qué daño!(あぁ、痛い)」

を連発しながら、さらに火傷クリームを手に塗っている。 
完全にパニック状態。 

「¡Es plastico!」を連発するロサに、「何がプラスチックって?」と一人つぶやくビセンス。

 「これ」 とシンクを指差すと、
「・・・No es plastico…(プラスチックじゃな いよ)」
と苦笑い。 

「冷やさないと」とロサに言うと、
「いいのよ、これは火傷のクリームだから、 あぁ、¡Qué daño! ¡Qué daño!…」 マルも「いいんだよ。これ、火傷の薬だから。」って。 

そうか。 
冷やさなくてもいいようにする為のクリームなのかもしれない…
と思うも、なんだか納得がいかない。 
火傷のクリームって、冷やしきった後につけるモンじゃないの?

「¡Qué daño! ¡Qué daño! ¡Es plastico! ¡Es plastico!」 を繰り返しながら、更にクリームをつけているロサに、少しイライラしてくる私。 

ビセンスとマルも、白い手袋をはめたようになっている彼女の手を見て、「そんなにクリームつけたって同じだよ!必要量以上つけたって、ただの無駄遣い!」と言い出す始末。 (ここに至るまで約2.3分)

「でも痛いのよ!!」 とロサ。 そりゃそうだろう。 
火傷は何よりもまず冷やさなきゃ。
そこでもう1度、冷やす事を提案すると、今度はすんなり受け入れてもらえました。

ビニール袋に氷を入れて、布巾の上からしっかり掴む。 
氷が溶け初めたので、今度は冷やしてあった缶ビールを掴む。 
そして缶ビールを手にウロウロすること約2時間、
痛みも赤みもすっかりなくなったところで、私は出かけました。

帰ってきて、彼女の手の状態を尋ねると、もうすっかり何ともないとのこと。
水ぶくれにもなってない。 で、彼女

「Funciona bien. Funciona bien. Proxima vez, lo haré.(よく効くわ。 次もこうするわ。)」


「火傷は冷やせ」 は世界共通だと思ってた。 自分の常識を見直さないといけないのかもしれない。
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by green_banana | 2007-09-05 20:50 | スペイン