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コザクラインコの「こはる」と、のんびり&ドタバタ生活@バルセロナです。


by green_banana

楽しい金曜日 

この日の午後は本当なら授業があったはずなんだけど、午後の選択2のクラスと、先生たちからのサプライズということで、午後はクリスマスサプライズの時間でした。 これがとても楽しくて、私たちの選択2のクラスは検定対策のためのクラスなので、授業中にみんながサプライズの準備をしているとはつゆ知らず、必死に検定のお勉強をしてました…隣の教室ず~っとラップの練習をしているのは聞こえてきていたけれど…

授業の出席だけ取ると、みんなラウンジに集まって、イギリスの伝統についてのクイズ大会。 その後は、「ドラマ、パフォーマンス」 のクラスにいる人たちの演劇。 これはディケンズの…タイトル忘れた…と、とにかく、ディケンズの有名なクリスマスのストーリーで、もちろん短く編集した劇だけど、すごく良くできていて、笑えて、面白かった。 

ただ。 1ついただけなかったのが、大事な役を(編集した劇なのでどの役も大事なんだけど…)勤めることになっていたコロンビア人のセサールが学校には来ていたのに、この時間、突然消えた。 なので急遽、問題児ディアナが代役を勤めることになった。 セリフを覚える時間はほとんどなかったのに、彼女はすごく上手に演じていた。 

もともとセサールは極端にシャイで、本当に良くなれた人とじゃないと話さないタイプの子。 コロンビア人のグラディスがいた頃は彼女にばかり頼って自分ではほとんど話さなかった。彼女がいなくなってから、ぼちぼち私とは話すようになって、それでシェリーとも、イズマハーンとも話し始めて、みんな、「セサールは変わったな。」 と嬉しく思っていたのに、その矢先にこれである…せっかく上がった株が一気に下がってしまったのです。 まぁ、実際、セサールが演じるよりも、ディアナが演じた方が盛り上がったのかもしれないけれど。 

それにしてもセサール…この子の名前はあの、「ユリウス・カエサル」 から取られた名前なんだから、名前に負けないようにしっかりしなさいよ…ボンボンなのは分かるけど、もう17歳なんだから、責任を学ばないといけない歳だし、恥ずかしいのはみんな同じ。 こういうことをする人、本当に腹が立つんですよね…。 こう思ったのは絶対に私だけじゃないはず。 せっかくいい劇だったのに。 

そしてその劇の次は、ついに隣の教室から聞こえてきていたナゾのラップの正体が明らかに! 隣のクラスは朗読のクラスだったので、私はてっきり、英語のリズムを掴む練習をしているんだと思っていたのですが、その練習をするには、クラスにいるメンバーのレベルが高いという疑問も持っていました。 

実はこれ、「ディケンズのクリスマスにちなんだポエムをラップに乗せてお届け♪」 という企画。 絶対に劇以上に恥ずかしいことは間違いない。 メンバーはレザ、韓国人スヨン、ボンジュン とトルコ人ガディアの4人。 ノリノリのレザ、恥ずかしがりながらも、リズムにはちゃんと乗っている韓国人2人、そして恥ずかしがっている上に、リズムも外しまくりなトルコ人ガディアのコントラストが非常に愉快でした。 

実はボンジュンは人前で歌ったり踊ったりするのがとても苦手ないじられキャラ。 なので案の定、後からみんなにいじられまくっていた。 もちろん私もその一人(悪)

その次は、さっきの劇のメンバーから 「『マイム』 とは何か」と言う説明があって、そして学校スタッフ主催、校長も参加の劇、「現代版シンデレラ」 みんなはまり役でものすごく笑えた。 笑いどころも見事にツボだった。 みんな見事にはまり役だから、ウケるウケる! みんないつの間に練習してたんだろう。 

シンデレラの意地悪な姉二人は、学校に2人しかいない男の先生が扮していたのですが、もちろんそのうちの一人は、シェリーが恋する、爽やか男前スティーブ。 ちなみにウチの学校にいるほとんどの人(職員、もう1人の男の先生も含め、全員と言ってもいいと思う。)がスティーブが男前であると認めているので、彼の女装にみんな大盛り上がり。 シェリーには 「あぁ~、私のカメラの電池が切れた~!! お願い、たくさん写真撮っといてね!!」 と頼まれる始末。 さてさてどっちがスティーブでしょう?↓

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そしてこの後はみんなで部屋の片づけをして、いつも通りの時間にディナーに行くことになっていたのですがさてさてここで一波乱起こるのでした…
by green_banana | 2005-12-09 17:07 | イギリス滞在記